目が見えなくても簡単に物の長さを測る方法

2019年4月13日

学生でなくなってしまうと、ほとんどの人は、何かの長さを測るということをしなくなります。

でも、たまにですが、物の長さを測らなくてはいけないという場面に遭遇することがあります。
それは当然、目が見えているとか目が見えていないとかに関係なくやってきます。

そんなときのために、今回の動画では、ぼくのような全盲の視覚障害者でも、簡単に物の長さを測る方法についてしゃべっています。

マメ知識、暗い場所でも簡単に物の長さを測る方法
https://youtu.be/G6UCUJ17kM0

ぜひ見ていただけると嬉しいです!

動画のネタバレをしてしまうとですねー…。
ようするに、紙幣(1万円札、5千円札、千円札)を使って、物の長さを測ってみてはいかがでしょうか…ということをしゃべっています。

ぼくがこういうような話をすると、たまに「お金を別の用途に利用するなんて許せない!」という人がいるんですが…。
以前、紙幣を折り紙のようにおりまくって、しかも肖像画部分をうまく使ったりして、作品を作っている人とかがいたので、このぐらいは問題ないと思っています。

さすがに、紙幣を切ったり貼ったり穴をあけたりというのはアウトだとは思うんですけどね。
ぼくはだいたい1センチごとに、紙幣をおっているだけなので、問題ないと思っています。
しかも、マクガイバーのように身の周りにあるものをうまく使っているので、いけてるネタだと思っています(笑)。

そういえば、動画内では、5千円札を「15.5センチ」と言っていますが、正確には「15.6センチ」みたいですね。
まぁ、だいたいなんで、このぐらいの誤差は問題ないんですが、一応書いておきます。
1ミリも誤差を許さず正確に測りたいという場合には、当然ですが、定規を使ってくださいね。

紙幣といえば、先日、1万円札、5千円札、千円札の新たなデザインが財務省から発表されましたね。

新千円札には細菌学者、北里柴三郎さん。
新5千円札には日本の女子教育発展のため尽力された、津田梅子さん。
新1万円札には日本経済の近代化を進めた実業家、渋沢栄一さん。

3人とも会ったことないですが(笑)。

2024年度から使用されるらしいですが、個人的には、そのころまでにはすべて電子マネーにしたいと思っているので…。
「そんなの関係ねぇ!」
と言いたい気持ち百パーセントなんですが…。

残念ながら、不安定な画面読み上げソフトの音声を頼りにするしかない個人ユーザーとしては、完全に電子マネーに頼ることはまだまだ先の話になりそうです(涙)。

全盲のお子さんでも遊べるおもちゃ

2019年4月5日

先日ユーチューブに全盲でも遊べるおもちゃ「スネイクキューブ(スネークキューブ)」の紹介動画をアップしました。

スネイクキューブは最初からぼくみたいなまったく目が見えない人でも遊べるおもちゃだと知っていて購入したのではなく、アマゾンに勧められて、なんとなく買ってしまったおもちゃです。
当然商品写真は見えませんから、商品名とレビューだけ読んで何となく面白そうだったので買ってしまいました。
アマゾンのいいお客さんですね(笑)。

さて、その場の気分で何となく買ってはみたものの、ぼくみたいな全盲の視覚障害者が実際にスネイクキューブで遊ぶためには、以前ユーチューブにアップしたルービックキューブ動画で説明したように、ひと工夫しなくちゃ遊べないと思っていました。
普通に売っているおもちゃ、つまり、目が見える人向けのおもちゃをぼくみたいな全盲の視覚障害者が同じように遊ぶためには、ひと工夫することがもはや常識になっていますからね。

そういった文化があるので、全然期待もしてなかったし、忙しかったせいもあり、開封しないまま放置していました。
そして先日、部屋の掃除をしていてこのおもちゃが邪魔になったので、さすがに未開封のまま捨てるのはもったいなかったこともあり、とりあえず、中身をチェックしてみることにしたんです。

そうしたら、全盲でも箱の中身がわかるじゃないですか。
しかも、すぐに遊べそうだったので、掃除をキャンセルして、ユーチューブ動画を撮ることにしたんです。
これは大げさに言っているわけではなく、本当に、小学生ぐらいの全盲のお子さんでも購入後すぐに遊べそうなおもちゃだったので、動画を撮って、ユーチューブで公開することにしたんです。

子どもの脳を鍛えるおもちゃ、スネイクキューブで遊んでみた
https://youtu.be/CG60N2Spl2Q

動画を見ていただければわかるように、スネイクキューブは目が見えるとか見えないとかに関係なく遊ぶことができるおもちゃです。
以下にスネイクキューブのおすすめポイントを書いておきます。

1、開封後すぐに遊べます。
2、立体パズルなので脳の刺激にもなります。
3、5歳ぐらいから小学校低学年ぐらいまでのお子さんであれば楽しく遊べると思います。

スネイクキューブ(スネークキューブ)の購入ページはこちらです。
子供向けのおもちゃではありますが、あなたもぜひやってみてください。
思ったより楽しいですよ。

マックのボイスオーバーでカタカナを読み上げさせる方法

2019年4月1日

マックブックプロのボイスオーバー(画面読み上げソフト)で、カタカナを読み上げさせる方法について説明します。
マックブックプロに限らず、アイホンやアイパッドには最初からボイスオーバーが組み込まれているので、起動すればどなたでも使うことができます。
ウィンドウズにも最初からナレーターという画面読み上げソフトが組み込まれていますが、まだこれは実用に耐えないというか、画面読み上げ専門のソフトウェアをインストールするまでのつなぎぐらいにしか使えません。
このように書くとマックのボイスオーバーがものすごく優秀そうな感じがしますが、そんなことはありません(苦笑)。
ぼくのマックブックプロのボイスオーバーは、カタカナを読みません(使いものにならない)。
文句を言っていても始まらないので、今回は、マックのボイスオーバーでカタカナを登録する方法について書いていくことにします。

ボイスオーバーの起動


ちなみにマックブックプロでボイスオーバーを起動させるには、コマンドキーを押しながらF5キーを押します。
ところが初期設定では、ファンクションキーがモニタや音の制御キーになっているので、ファンクションキー本来の役割をはたしていません。
なので、ファンクションキーを押す前に、FNキーを押してやる必要があります。
つまり、初期設定のままでボイスオーバーを起動させるには、コマンドキーとFNキーを同時に押しながら、F5キーを押します。
これでボイスオーバーがしゃべりだします。

読み方の登録


実はマックブックプロのボイスオーバーは、カタカナ以外にも読まない文字がいくつかあります。
ものすごく面倒な作業になりますが、読まない文字を見つけたら、以下の手順で読み方を登録しておくとよいでしょう。

1、コントロールキーとオプションキーを押しながら、F8キーを押してボイスオーバーユーティリティを開きます。
2、設定カテゴリの「スピーチ」を選択したら「読み上げ方」タブを選択します。
3、既に登録済みの表があるので事前に登録済みの個数を確認しておきます。
4、「追加」ボタンを押すと、すぐにカーソルが入力位置に移動するので、読ませたいカタカナを1文字入力、すぐ横にある読み方にはひらがなで読み方を入力します。
5、事前に確認した表に、新しく追加した読み方が追加されていればOKです。

もし、事前に確認した表に追加されていない場合には、4番で読み方を入力した後、コントロールキーとシフトキーとオプションキーを押しながら上矢印キーを押して、表の操作を終了させるようにします。
その後、一度「読み上げ方」タブなどに移動しフォーカスを表から外してから、再度戻して確認するとうまくいく場合があります。

作業の流れは以上です。