マックのボイスオーバーでカタカナを読み上げさせる方法

2019年4月1日

マックブックプロのボイスオーバー(画面読み上げソフト)で、カタカナを読み上げさせる方法について説明します。
マックブックプロに限らず、アイホンやアイパッドには最初からボイスオーバーが組み込まれているので、起動すればどなたでも使うことができます。
ウィンドウズにも最初からナレーターという画面読み上げソフトが組み込まれていますが、まだこれは実用に耐えないというか、画面読み上げ専門のソフトウェアをインストールするまでのつなぎぐらいにしか使えません。
このように書くとマックのボイスオーバーがものすごく優秀そうな感じがしますが、そんなことはありません(苦笑)。
ぼくのマックブックプロのボイスオーバーは、カタカナを読みません(使いものにならない)。
文句を言っていても始まらないので、今回は、マックのボイスオーバーでカタカナを登録する方法について書いていくことにします。

ボイスオーバーの起動


ちなみにマックブックプロでボイスオーバーを起動させるには、コマンドキーを押しながらF5キーを押します。
ところが初期設定では、ファンクションキーがモニタや音の制御キーになっているので、ファンクションキー本来の役割をはたしていません。
なので、ファンクションキーを押す前に、FNキーを押してやる必要があります。
つまり、初期設定のままでボイスオーバーを起動させるには、コマンドキーとFNキーを同時に押しながら、F5キーを押します。
これでボイスオーバーがしゃべりだします。

読み方の登録


実はマックブックプロのボイスオーバーは、カタカナ以外にも読まない文字がいくつかあります。
ものすごく面倒な作業になりますが、読まない文字を見つけたら、以下の手順で読み方を登録しておくとよいでしょう。

1、コントロールキーとオプションキーを押しながら、F8キーを押してボイスオーバーユーティリティを開きます。
2、設定カテゴリの「スピーチ」を選択したら「読み上げ方」タブを選択します。
3、既に登録済みの表があるので事前に登録済みの個数を確認しておきます。
4、「追加」ボタンを押すと、すぐにカーソルが入力位置に移動するので、読ませたいカタカナを1文字入力、すぐ横にある読み方にはひらがなで読み方を入力します。
5、事前に確認した表に、新しく追加した読み方が追加されていればOKです。

もし、事前に確認した表に追加されていない場合には、4番で読み方を入力した後、コントロールキーとシフトキーとオプションキーを押しながら上矢印キーを押して、表の操作を終了させるようにします。
その後、一度「読み上げ方」タブなどに移動しフォーカスを表から外してから、再度戻して確認するとうまくいく場合があります。

作業の流れは以上です。