レンタルサーバーの選び方(機能編)

2019年2月22日

ホームページのファイルを置くインターネットサーバーにはいろいろな機能を持たせることができるんですが、レンタルサーバー会社によってその内容が微妙に異なるので、自分が使いたい機能が備わっているかを事前に確認しておきましょう。
でもまだレンタルサーバーを探している段階では、「使いたい機能」といわれてもわからないですよね。
なのでここでは、基本的なところをアドバイスしていくことにします。

容量


ホームページのファイルを設置するインターネットサーバーの容量のことです。
最近では、マイクロソフトのワンドライブとか、アップルのアイクラウドなどインターネット上に自分のファイルを置いて管理するという形が流行っているので、実際にホームページを作ったことがなくてもだいたいどんなファイルがどれだけの容量になるのか見当がつくと思います。
ホームページのコンテンツとなるHTMLファイルというのは、基本的にはテキストファイルなので、100ページとか200ページ作ってもたかが知れています。
せいぜい1G(ギガ)もあれば十分です。
でも、大きな画像をたくさん見てもらいたいとか、自作の音楽をMP3にしてたくさんの曲を聴いてもらいたいとかいう場合は、5ギガ10ギガあった方がよいでしょうね。

プログラム


インターネットサーバー上で動かせるプログラムがあります。
例えば、訪問者数をカウントするアクセスカウンターやアクセス解析、訪問者からの質問を受け付けるお問い合わせページに設置する自動メール返信システムなどなどです。
これらは訪問者の行動(リクエストの内容)によって、その結果が変わってくるものです。
なのでプログラム処理が必要なんですが、そのプログラムというのがいくつか種類がありまして、自分は主にどのプログラムの種類を使うのかを把握しておくと強いです。
でもこれも全然わからない世界の話だと思うので、トラの巻を授けましょう(笑)。
今であれば、Perl、PHP、Ruby、Pythonこのあたりが使えれば問題ないでしょう(Rubyはなくてもいいかな…)。
独自のCGIとか、自作のPHPが利用可能などと書いてあればOKです。
ついでに、これらプログラムから電子メールを送信するSendmailや、プログラムが頻繁にデータを読み書きするMySQLなどのデータベースも確認しておきましょう。
この2つがあると、使うプログラムの幅が広がります。

設定ファイル


インターネットサーバーに「.htaccess」という名前のテキストファイルを置くことにより、ホームページ作成者が簡単にインターネットサーバーを設定することができます。
これはいろいろなことができるので、使えるかどうかを確認しておきましょう。
主にサイト訪問者に対して前提条件を設定する目的で使います。
例えば、先日このブログは「http://kimurashuuichi.com」から「https://kimurashuuichi.com」にしました。
サイト内のリンクをすべて「http」から「https」に書き換えました。
でも、別のサイトからのリンクは「http」のままです(他人のサイトですからね)。
なので、外のサイトから来た人は当然「http」でアクセスしてこようとします。
それだと困るので、「.htaccess」ファイルで「http」を使ってアクセスしようとしてきたら「https」に切り替えるように設定しました。
なので今では、「http://kimurashuuichi.com…」というアクセスに対しては「https://kimurashuuichi.com…」に自動的に変化するようになりました(試していただいてもOKですよ)。
他にも、特定のページを外から見えないようにブロックしたり、ページの引っ越し先の通知と自動移動をサポートしたりできます。
今は使えなくても、あなたがレベルアップしたら使うかもしれないので、「.htaccess」が使えるかどうかは確認しておきましょう。

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