日本語プログラミング
今回は、C#プログラム内で日本語を使ってみます。
プログラム例
今回のC#プログラム例はこちらです。
using System; using System.Collections.Generic; using System.Linq; using System.Text; using System.Threading.Tasks; namespace Sample { internal class Program { static void Main(string[] args) { int 足される数, 足す数; int 答え; 足される数 = 5; 足す数 = 2; 答え = 足される数 + 足す数; Console.Write("{0} + {1} = {2}", 足される数, 足す数, 答え); Console.ReadLine(); } } }
プログラムが書けたらビルドしてみましょう。
ビルドが成功したら実行させてみましょう。
計算式とその答えが表示されたらOKです。
Enterキーを押すとプログラムが終了します。
プログラム解説
今回のプログラムは、前回のプログラムの変数名部分を、すべて日本語にしただけです。
日本語コーディング
VisualStudioのC#ソースファイルは、UTF8+BOM形式で保存されています。
なので今回のように、変数名部分を日本語に書き換えても問題なくビルドや実行ができます。
しかし、コメント以外でプログラム内で日本語を使うのは、やめておいた方がよいでしょう。
なぜなら、ほとんどのプログラマーは、インターネットや書籍でプログラミングを学習しています。
そして、インターネットや書籍に掲載されているプログラム例などでは、変数名に日本語はほぼ使われていません。
なので変数名に日本語を使われてしまうと、単純にプログラムが読みにくくなります。
それに、コーディングのときも変数を使うたびに「半角全角キーを押して日本語入力をオンにしてから…」なんていちいちやっていられません。
なにより、日本語が使用できないパソコン環境で使えないのは致命的です。
趣味のプログラムなら良いかもしれませんが、それ以外ではやめておくことをお勧めします。
命名規則
「変数名などに日本語を使わない」という決まりにした場合、変数名はアルファベットや数字で表現することになりますよね。
そうなると問題になってくるのが、命名規則です。
変数名やメソッド名などは、基本的にプログラマーが自由に付けることができるようになっています。
なので、事前に自分なりの命名規則を考えておかないと、後でプログラムを見直した時にその動作を読み間違える可能性があります。
とはいっても、C#プログラミングを学び始めた段階では、「命名規則」よりも、まずは問題なくプログラムを作り上げることの方が大切で、命名規則にまで気が回りませんよね。
そこで、ここではぼくが使っている命名規則をざっくり紹介します。
まず、ネームスペースやクラス、メソッドなどは、頭文字を大文字にした単語を適当につなげています。
例えば、テキストをコピーするメソッドだったら「TextCopy」とかですね。
で、変数も基本的にはそんな感じで作るんですが、このままだと文字だけ見た場合、変数なのかメソッドなのかがわかりにくくなってしまいます。
なので、変数の場合は、先頭部分にその型がわかるような文字を数文字小文字で記述するようにしています。
前回使用した変数であれば、int型で適当な数値を入れる変数だったので、「nNumber」としました。
int型なので、頭の文字は「n」ではなく「i」の方がわかりやすいかもしれませんね。
まぁでもぼくの中で、「n…」となっていた場合は、int型の変数だと決まっているので問題ないわけです。
こんな感じでよいので、あなたなりの命名規則を考えておきましょう。
まとめ
C#プログラムの変数名に日本語が使えるということは、知っておいて損はないと思います。