C#プログラムの条件分岐(switch文)

今回のC#プログラミング学習も、条件分岐を学びます。

すでにif文については学習したので、今回はswitch文について学習します。

プログラムのダウンロード

まずは今回学習していくためのプログラムをダウンロードしましょう。

ここをクリックして「Sample.zip」ファイルをダウンロードしてください。

ZIP形式になっているので、ダウンロードしたら、マウスの右クリックで「すべて解凍」を選びます。

すると、Sampleプロジェクトが展開されます。

プログラムファイルを開く

Sampleプロジェクトの中に「Sample.sln」ファイルがあるので、このファイルを開くとVisualStudioのVisualC#が立ち上がります。

ソリューションエクスプローラから「Program.cs」を開くと、以下のようなプログラムが表示されます。

using System;
using System.Collections.Generic;
using System.Linq;
using System.Text;

namespace Sample
{
    class Program
    {
        static void Main(string[] args)
        {
            // 数値を入力
            Console.Write("1から3の整数を入力:");
            int iNumber = int.Parse( Console.ReadLine() );

            switch ( iNumber )
            {
                case 1:
                    Console.Write("one"); // iNumberが1だった場合の処理
                    break;
                case 2:
                    Console.Write("two"); // iNumberが2だった場合の処理
                    break;
                case 3:
                    Console.Write("three"); // iNumberが3だった場合の処理
                    break;
                default:
                    Console.Write("不適切な値です"); //  それ以外の値が入力された場合の処理
                    break;
            }

            Console.ReadLine();
        }
    }
}

プログラムのビルド

F7キーを押すとプログラムのビルドが行われ、実行ファイルが作成されます。


VisualC#でサンプルプログラムをビルドした様子

プログラムの実行

F5キーを押すとプログラムが実行されます。

まずは「1から3の整数を入力:」と表示されるので、「2」などの数値を入力しEnterキーを押します。

すると入力した値に応じたメッセージが表示されます。


サンプルプログラムを実行した様子

例えば、「2」と入力しEnterキーを押すと、「two」と表示されるのでEnterキーを押すとプログラムが終了します。

プログラム解説

それでは今回学習するC#プログラムを見てみましょう。

プログラムの流れ

プログラムが起動すると、「1から3の整数を入力:」と表示されます。

「1」を入力してEnterキーを押したら「one」が、「2」を入力してEnterキーを押したら「two」が、「3」を入力してEnterキーを押したら「three」が表示されます。

そしてそれ以外の数値だった場合には、「不適切な値です」と表示されます。

条件分岐

今回の条件分岐はswitch文を学習します。

サンプルプログラムでは以下の部分です。

switch ( iNumber )
{
    case 1:
        Console.Write("one"); // iNumberが1だった場合の処理
        break;
    case 2:
        Console.Write("two"); // iNumberが2だった場合の処理
        break;
    case 3:
        Console.Write("three"); // iNumberが3だった場合の処理
        break;
    default:
        Console.Write("不適切な値です"); //  それ以外の値が入力された場合の処理
        break;
}

switch文の基本的な書き方はこんな感じです。

まずは「switch ( iNumber )」とすることで、変数「iNumber」の値に対して各処理が行われることを指定します。

switch文の中は「{」から「}」で囲まれた部分です。

そして変数「iNumber」の各値については、「case」から「break」までがひとつの単位になっています。

なので、変数「iNumber」が「1」のときは…。

case 1:
    Console.Write("one"); // iNumberが1だった場合の処理
    break;

この部分が実行されます。

変数「iNumber」が「2」のときは…。

case 2:
   Console.Write("two"); // iNumberが2だった場合の処理
   break;

この部分が実行されます。

変数「iNumber」が「3」のときは…。

case 3:
    Console.Write("three"); // iNumberが3だった場合の処理
    break;

この部分が実行されます。

そして、変数「iNumber」の値がそれ以外だったときは…。

default:
    Console.Write("不適切な値です"); //  それ以外の値が入力された場合の処理
    break;

この部分が実行されるわけです。

switch文は一見難しそうですが、このように分解してしまえば簡単ですよね。