計算させてみよう

今回はC#プログラムで演算させてみましょう。

演算

まずは、以下のようなC#プログラムを作成します。

using System;
using System.Collections.Generic;
using System.Linq;
using System.Text;
using System.Threading.Tasks;

namespace Sample
{
	internal class Program
	{
		static void Main(string[] args)
		{
			/*
			 主な演算
			 + 足し算
			 - 引き算
			 * 掛け算
			 / 割り算
			 % 剰余
			 */

			// 計算式とその結果を表示

			Console.Write("1 + 1 = ");
			Console.Write(1 + 1);
			Console.ReadLine();

			Console.Write("1 - 1 = ");
			Console.Write(1 - 1);
			Console.ReadLine();

			Console.Write("5 * 2 = ");
			Console.Write(5 * 2);
			Console.ReadLine();

			Console.Write("5 / 2 = ");
			Console.Write(5 / 2);
			Console.Write(" ... ");
			Console.Write(5 % 2);
			Console.ReadLine();

			// 2つ以上の演算

			Console.Write("1 + 2 + 3 = ");
			Console.Write(1 + 2 + 3);
			Console.ReadLine();

			Console.Write("1 + 2 * 3 = ");
			Console.Write(1 + 2 * 3);
			Console.ReadLine();

			Console.Write("( 1 + 2 ) * 3 = ");
			Console.Write(( 1 + 2 ) * 3);
			Console.ReadLine();
		}
	}
}

プログラムが書けたらビルドします。

VisualStudioのビルド成功画面

ビルドが成功したら動かしてみましょう。

プログラムの起動画面

計算式とその答えが表示されます。

四則演算の式が表示された画面

Enterキーを押していくと、どんどん計算式と答えが表示されていきます。

計算式がすべて表示された画面

最後はカッコを使った式と答えが表示されるので、そこからEnterキーを押すとプログラムが終了します。

サンプルプログラムをダウンロードするにはここをクリックします。

解説

今回はC#プログラムで四則演算をさせる方法についての解説です。

算術演算子

プログラムを見ればわかるように、足し算は「+」、引き算は「-」、掛け算は「*」、割り算は「/」、割り算の余りは「%」を使います。

これらは算術演算子と呼ばれています。

わかりにくいところとしては、「1 + 2 + 3」みたいに、一度の計算で算術演算子が複数回使用されるところでしょうか。

実はこういった計算は小学校時代に学んでいるんですが、社会人になると忘れてしまうものの一つなので、軽く復習しておきましょう。

  1. 「1 + 2 + 3」みたいに、同じ算術演算子が複数回使われる場合は、左から順に計算します。
  2. 「1 + 2 - 3」や「1 / 2 * 3」みたいに、足し算と引き算が同時に出てきた場合や、掛け算と割り算が同時に出てきた場合は、左から計算します。
  3. 「1 + 2 * 3」みたいに、足し算と引き算だけでなく、掛け算や割り算も使用されていた場合には、掛け算や割り算の式から解いて、それから足し算や引き算の式を解きます。
  4. 「(1 + 2) * 3」みたいに、式の中にカッコが使われている場合は、カッコ内の式から解いていきます。

以上のような規則があるので、忘れてしまった場合は覚えておいてください。

文字列と数値の表示

それぞれの計算では、実行したときにわかりやすくするため、計算式とその答えを一緒に表示させるようにしています。

Console.Write("1 + 1 = ");
Console.Write(1 + 1);
Console.ReadLine();

一つ目の「Console.Write」では、ダブルコーテーション「"」でくくって計算式そのものを文字列扱いで表示させています。

二つ目の「Console.Write」では、ダブルコーテーションでくくらずに直接計算式を書いているので、カッコの中は数値扱いとなり、計算式の答えが表示されます。

計算式とその答えの表示に「Console.Write」を複数回使っていますが、表示されるときは、一行でまとめて表示されます。

ひとつの式と答えが表示されたら、「Console.ReadLine」でプログラムを止めて、Enterキーが押されたら、次の式を表示するという流れです。

まとめ

「1 + 1 / 2 * 3」などいろいろな計算を試して、計算する順番を覚えておきましょう。