MidiRecorder

MidiRecorderはパソコンのキーボードをピアノの鍵盤にみたて、演奏されたメロディーを記録しMIDIファイルに書き出すシェアウェアです。

128種類の楽器から好きな楽器を選んで演奏できます。

演奏を記録している間、テンポの目安となるメトロノームを鳴らすことができます。

メトロノームをしばらく聴いた後、遅れて演奏開始しても頭の無音部分を自動的にカットします。

もちろん、メトロノームのテンポや音の種類、強さなど自由に設定できます。

一度記録したメロディーは何度も再生させることができます。

ソフトウェア内部ではMIDI形式で記録されているため、演奏記録後、同じメロディーで楽器やテンポを変更し再び演奏させることもできます。

演奏データが長くなってしまった場合には、指定位置まで移動させてから再生させることもできます。

さらに、ウィンドウ内には鍵盤が描かれており、マウスをクリックすると対応した鍵盤の音が鳴ります。

一番左のドの音にマウスを合わせて、左クリックしたまま勢いよく右へ動かすと素早く「ドレミファソラシドー」と演奏させることができます。

ぼくのような画面の見えていない人にはあまり関係ない話かもしれませんが、ぼくはこうやって遊ぶのが好きだったりします(笑)。

ユーザー登録しないとMIDIファイルへの保存はできませんが、それ以外の機能は制限なく使えるので、あなたもぜひ遊んでみてください。

ダウンロード

MidiRecorderをダウンロードするにはここをクリックします。

ZIP形式になっているので解凍してください。

インストール

MidiRecorderにはインストールプログラムは付属していません。

「MidiRecorder.exe」を実行するとプログラムが立ち上がります。

対応OSは、WindowsXP、WindowsVista、Windows7、Windows8、Windows10になっていますが、動かない場合もあるかもしれないので自己責任でお願いします。

このプログラムは、終了時に同じフォルダ内に「MidiRecorder.ini」を作ります。

このファイルは設定情報を保存しています。

なので、設定をいじりすぎてしまった場合など、初期設定に戻したいときはこのファイルを削除してください。

実行

「MidiRecorder.exe」を実行します。

プログラムが立ち上がったら、まずは音が出ることを確認します。

「z」キーを押して音が出ればOKです。

すぐ音が出せるようにプログラム側でMIDIデバイスを自動選択していますが、動作環境によってはうまくいかない場合があります。

もし音が出ない場合には、手動でMIDIデバイスを設定する必要があります。

MIDIデバイスの設定

音が出ない場合にはMIDIデバイスを変更します。

「設定(S)」の「MIDIデバイス(D)」を選択します。

するとMIDIデバイスダイアログボックスが表示され、あなたのパソコンで利用可能なMIDIデバイスが一覧表示されます。

適当に選んでOKボタンまたはEnterキーを押します。

すると元の画面に戻るので、再び「z」キーを押して音が出るかを確認します。

音が出ればOK、もし音が出なければ、もう一度MIDIデバイスダイアログを開いて別のMIDIデバイスを選択してください。

演奏してみよう

適切なMIDIデバイスが設定されていれば、MidiRecorderが立ち上がったらすぐに演奏できる状態になります。

なので早速演奏してみましょう。

MidiRecorderでの演奏には大きく分けて2種類の方法があります。

ひとつはマウスを使う方法、もうひとつはパソコンのキーボードを使う方法です。

マウスを使う

マウスを使って演奏する場合は、ウィンドウ内に描かれている鍵盤を左クリックします。

するとその場所の色が変わって音が鳴ります。

なので一番左のドの音にマウスを移動させ、左クリックしたまま勢いよく右へ動かすと素早く「ドレミファソラシドー」と演奏させることができます。

パソコンのキーボードを使う

パソコンのキーボードを使う場合には、キーひとつひとつが鍵盤の音を出せるようになっているので、各キーに対応した音を覚える必要があります。

「z=ド」、「x=レ」、「c=ミ」、「v=ファ」、「b=ソ」、「n=ラ」、「m=シ」。

「s=ド#」、「d=レ#」、「g=ファ#」、「h=ソ#」、「j=ラ#」。

次は1オクターブ上がります。

「qまたは,=ド」、「wまたは.=レ」、「eまたは/=ミ」、「rまたは下の¥=ファ」、「t=ソ」、「y=ラ」、「u=シ」。

「2またはl=ド#」、「3または;=レ#」、「5または]=ファ#」、「6=ソ#」、「7=ラ#」。

次はさらに1オクターブ上がります。

「i=ド」、「o=レ」、「p=ミ」、「@=ファ」、「[=ソ」。

「9=ド#」、「0=レ#」、「^=ファ#」、「上の¥=ソ#」。

以上のようになっています。

選択する楽器にもよりますが、長く押せば音は伸びますし、すぐに離せば音は切れます。

それと基本的には「ドミソ」などのキーの同時押しには対応しておりません。

ですが、以前公開しましたMidiPianoよりも厳密にメモリ管理を行った結果、キーの長押しとそれに伴う二重発音の防止がかなり進歩しました。

なので、点字の6点入力のできるパソコンだったり、ゲーミングPCの場合はある程度うまくいく場合があります。

音の高さを変える

現在演奏しているオクターブ(ドレミファソラシドなど)の音の高さを変えることができます。

MidiRecorderでは、マウス操作の場合は1オクターブ分、キーボード操作の場合は2オクターブ分の幅があります。

でももっと高い音や低い音を出したいですよね。

その場合は1オクターブ単位で音の高さを変えることができます。

音の高さを変える方法には2種類あります。

素早く音の高さを変えたい場合は、上下矢印キーを使います。

上矢印キーを押すと1オクターブ上がり、下矢印キーを押すと1オクターブ下がります。

そうではなく値を直接操作したい場合には、設定メニューの中にある「音の高さ(O)...」を選択します。

すると音の高さを管理するダイアログボックスが表示されるので、適当に数値を変えてEnterキーまたはOKボタンを押します。

初期設定では6になっているので、7とか8とか数値を上げると音は高くなり、逆に5とか4とか数値を下げると音は低くなります。

音の強さを変える

鍵盤を押したときの音の強さを変えてみましょう。

MidiRecorderではパソコンのキーボードで演奏する場合、素早く2種類の強さを切り替えて演奏することができます。

設定メニューの中の「音の強さ(V)...」を選択します。

すると音の強さを管理するダイアログボックスが表示されます。

ここでは鍵盤のみを押した場合に発する音の強さと、Shiftキーを押しながら鍵盤を押したときに発する音の強さを数値で指定できます。

設定範囲は0から127で0にすると無音になります。

マウスで演奏する場合でもここで設定した数値は有効です。

設定が完了したら実際に音を出して聴いてみましょう。

録音してみよう

それではあなたが演奏したメロディーを録音してみましょう。

ファイルメニューの中の「録音/停止」を選択するか、F2キーを押します。

すると、設定されている場合はメトロノームがなり録音準備に入ります。

この段階ではまだ記録は開始されていませんので、あなたの好きなタイミングで演奏を始めてください。

演奏が終わったらEscキーまたはF2キーを押します。

どちらも録音を終了させますが、その後の操作が微妙に違うので説明しておきます。

Escキーは、再生メニューの中の「停止」コマンドのショートカットキーにあたります。

これは停止専門のコマンドで、再生および録音を終了させた後、再生位置を先頭に移動させます。

なので録音したメロディーをすぐに再生させたい場合には、Escキーを押すと便利です。

これに対してF2キーの場合は、録音を開始したり停止したりするコマンドなので、録音中に使っても録音を終了させるだけです。

なので再生位置は末尾になります。

録音したメロディーを再生させる場合には、Homeキーを押して再生位置を先頭まで移動させる必要があります。

テクニックとして、あらかじめ再生メニューの中の「オートリピート(A)」を選んでチェックをつけておくとHomeキーを押す必要がなくなります。

再生方法については以下の「再生させてみよう」を参照してください。

再生させてみよう

あなたが演奏したメロディーを再生させてみましょう。

再生メニューを使ったり、テンポを変更することにより再生速度や再生位置を自由に指定できます。

再生および一時停止

現在の再生位置から標準のスピードで再生させる場合には、再生メニューの中の「再生/一時停止(P)」を選択するか、Spaceキーを押します。

再生中にSpaceキーを押すとその場所で止まります。

停止

再生または録音を終わらせるときに使います。

再生メニューの中の「停止」を選択するか、Escキーを押します。

これは停止専門のコマンドで、再生および録音を終了させた後、再生位置を先頭に移動させます。

なので停止後すぐに頭から再生させたい場合には、Escキーで止めるのが便利です。

拍単位での移動

再生メニューの中の「前の拍」および「次の拍」を選択すると拍単位での移動ができます。

ショートカットは左右の矢印キーで、戻るときは左矢印キー、進むときは右矢印キーです。

小節単位での移動

再生メニューの中の「前の小節」および「次の小節」を選択すると小節単位での移動ができます。

ショートカットキーですが、戻るときはPageUpキー、進むときはPageDownキーです。

これは拍子の設定内容に依存します。

先頭および末尾への移動

再生メニューの中の「最初に戻る」を選択するかHomeキーを押すと、再生位置を先頭に移動します。

再生メニューの中の「最後に進む」を選択するかEndキーを押すと、再生位置を末尾に移動します。

再生スピードの変更

初期設定では再生スピードは標準になっていますが、標準の半分のスピードで再生する低速再生と、標準の倍のスピードで再生する高速再生があります。

再生メニューの中の「スピード=低速」を選ぶとこの項目がチェックされ、次回再生時に低速再生されます。

再生メニューの中の「スピード=高速」を選ぶとこの項目がチェックされ、次回再生時に高速再生されます。

もっと細かく再生スピードを変えたい場合には、テンポを変更します。

繰り返し再生

再生メニューの中の「オートリピート(A)」をチェックすると、録音したメロディーが繰り返して再生されます。

テンポの変更

テンポを変えるとすでに録音したメロディーのスピードやメトロノームのスピードが変わります。

設定メニューの中の「テンポ(T)...」を選択すると、テンポダイアログが表示されます。

設定したいテンポを数値で入力しEnterキーまたはOKボタンを押します。

初期設定では120になっています。

数値を大きくするとテンポは速くなり、小さくすると遅くなります。

設定範囲は10から480です。

目安として、テンポを60にすると1秒間に1拍になります。

(注意)処理の遅いパソコンで、メトロノームを使う設定のままテンポを速くしすぎた場合、処理が追いつかずプログラムエラーを引き起こす場合があります。

拍子の変更

MIDIファイルにおける拍子記号イベントというのはただの飾りで、演奏内容に何の影響も与えません。

しかしMidiRecorderのようなリアルタイム入力時にメトロノームを鳴らすような場合には、そのパターンを変えるという大きな役目が与えられます。

つまり、拍子を変えてもすでに録音済みの演奏内容は変化しませんが、メトロノームのパターンやスピードが変わるというわけです。

設定メニューの中の「拍子(S)...」を選択すると、拍子ダイアログが表示されます。

ここでは何分の何拍子で演奏するかを指定します。

分子の数値は何拍ごとに区切りを入れるのかを、分母の数値は1小節あたり何拍にするのかを設定します。

初期設定ではどちらも4になっています。

例えば、分子を3にすると、3拍子を演奏しやすいメトロノームパターンになり、2にすると交互に音が変化するようになります。

そして分母を8にすると、初期設定4の倍のスピードになります。

(注意)分母の数値を上げすぎると、メトロノームが速くなりすぎて、処理の遅いパソコンの場合はプログラムエラーになる可能性があります。

楽器の変更

楽器を変えるとすでに録音したメロディーの音や演奏する音が変わります。

設定メニューの中の「楽器(I)...」を選択すると、楽器ダイアログが表示されます。

128種類の楽器から適当に選んでEnterキーまたはOKボタンを押します。

(注意)MIDI再生環境によって楽器名と音が違ったり、選択する楽器によっては音がならなかったりします。

メトロノームを使う

メトロノームは録音中にテンポの目安となる音を鳴らします。

メトロノーム音は2種類用意されているので、拍子設定によって3拍子や4拍子など自由に設定することができます。

ここでは録音時のメトロノーム使用の有無や、鳴らす音の種類や強さを変更する方法について説明します。

設定メニューの中の「メトロノーム(M)...」を選択すると、メトロノームダイアログが表示されます。

「録音中はメトロノームを鳴らす」のチェックをはずすと、録音時にメトロノームがならなくなります。

そうではなくメトロノームを使う場合には、強打および弱打の楽器とその強さを設定します。

強打の楽器は拍の区切りで鳴らしたい音。

弱打の楽器はそれ以外のタイミングで鳴らしたい音。

それぞれの強さは数値で設定できます。

設定範囲は0から127で、0にすると無音になります。

試聴ボタンもついているので有効に使ってください。

設定が完了したらEnterキーまたはOKボタンを押します。

初期設定では4拍子になっているので、4拍に1回強打の楽器が鳴り、それ以外の3回は弱打の楽器が鳴ります。

このタイミングを変更したい場合には、拍子の設定を変更してください。

MIDIファイルに保存

ユーザー登録されていれば、録音したメロディーをMIDIファイルに保存することができます。

ファイルメニューの中の「名前を付けて保存(A)...」を選択します。

すると、保存ダイアログボックスが出るのでファイル名と保存先を指定してEnterキーまたは保存ボタンを押すと、演奏したメロディーをMIDIファイル形式で保存できます。

保存したMIDIファイルはWindowsのメディアプレーヤーなどで再生させることができます。

ユーザー登録

ユーザー登録料は1000円で、お支払方法は銀行振り込みです。

以下の入力欄に必要事項を入力してユーザー登録申し込みボタンを押してください。

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作者から一言

このソフトを作る前、今回はぶっちゃけ楽勝じゃんと思っていました。

なぜならすでにテキストファイルからMIDIファイルに変換する MIDI作成CGIと、 MIDI音源で演奏するMidiPiano を作っていましたからね。

でも、いざ作り始めてみるとこれがめちゃめちゃ難しい。

どのへんが難しいかというと…。

なんといっても録音処理。

メトロノーム機能として一定のリズムで音を出しながら、その裏で押された鍵盤のタイミングを計測し、さらにその裏でMIDI形式のデータに変換していく。

これをなるべくタイムラグなしでやらなきゃいけない。

リアルタイム処理がこんなに気を使うものだったとは…。

あとは、リアルタイム入力ならではの時間計算処理が難しいというか面倒くさかった。

ぼくたちが使っている時間の単位から、MIDIファイル内で使われている時間の単位に変換しなきゃいけないからね。

まぁいろいろありましたが、こうしてリリースできてよかったです。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

次回作にご期待ください。

ありがとうございました。