VisualC++でC言語

このページでは、全盲でもスクリーンリーダーを使ってVisualC++でプログラミングする方法について解説していきます。

ちなみにスクリーンリーダーはJawsを使っています。

それでははじめましょう。

Windowsアプリケーションを作る前の段階として、このページではウィンドウズアプリケーション用の空のプロジェクトを作っていきます。

Visual Studio 2005 の起動

スタート→すべてのプログラム→Microsoft Visual Studio 2005の順でポイントし、その中の「Microsoft Visual Studio 2005」でEnterキーを押します。

VisualStudioインストール後の初回起動時に、用意された複数の環境設定のうちどれかを選択することができます。

環境設定が異なると、画面レイアウトやキーボード操作の方法が異なってくるので要注意。

矢印キーで「Visual C++開発設定」を選択した後、TABキーを押して「Visual Studio の開始」ボタンでEnterキーを押します。

初回のみ、環境構築のために数分間かかるのでしばらくまちます。

ここまでが初回起動時のみで、以降は2回目からも有効な手順となります。

プロジェクトの作成

Altキーを押し「ファイル」メニューの「新規作成」内の「プロジェクト(P)...」でEnterすると、新しいプロジェクトウィンドウが開きます。

新しいプロジェクトの設定

すぐに新しいプロジェクトウィンドウが出ます。

このウィンドウはTABキーで普通にフォーカス移動できます。

ここでどんなプロジェクトを作るのかを指定します。

まずは、プロジェクトの種類を選択するTreeViewがフォーカスされているので、上下矢印キーで「Win32」を選択します。

TABキーを1回押してフォーカスを移動すると、どんなWin32アプリケーションにするのかを選択できるので、矢印キーでフォーカスを移動し「Win32プロジェクト」を選択します。

選択肢の中の「Win32コンソールアプリケーション」というのは、実行時にDOS窓が開くアプリケーションのことだと思います。

C言語入門とかで「printf」で文字を表示させるときに使うものだと思う(たぶん)。

さらに、TABキーを1回押すとプロジェクト名を入力できるので、適当な名前を入力します。

何も決めてない場合には、ここではとりあえず「sample」とでも入力しておいてください。

そこからさらに、TABキーを1回押すとプロジェクトを作成する場所を指定できるので、自分がわかりやすい場所を指定しておくとよいでしょう。

パスの入力が面倒であれば、TABキーを1回押すと「参照」ボタンがあるので、スペースキーを押しフォルダを選択するウィンドウを開き、そこからパスを指定することもできます。

プロジェクトの作成先が決まったら、あとは「OK」ボタンを押すだけなんですがその前に…。

「ソリューションのディレクトリを作成」というチェックボックスがあるので、わかりやすくするためチェックをはずしておいてください。

これは大きなプロジェクトの場合、単純にフォルダわけされていたほうがわかりやすいだろうというマイクロソフト社の計らいなんですが、今は不要ですね。

あとはTABキーを押して「OK」ボタンまで移動し、スペースキーまたはEnterキーを押せばこのウィンドウはクリアーできます。

Win32アプリケーションウィザード

Win32アプリケーションウィザードが立ち上がるので、次はこれを処理していきます。

Win32アプリケーションウィザードとは、ひとつ前のウィンドウで指定した「Win32プロジェクト」の使用用途をより具体的に設定するための対話形式のウィンドウです。

でもこのWin32アプリケーションウィザードというのが厄介で、TABキーでフォーカスを移動できないんです。

性格には、フォーカスされているところをスクリーンリーダーで捉えることができないんですね。

なので、マウスカーソルに切り替えて操作する必要があります。

もしマウスカーソルでの操作が苦手な場合には、スクリーンリーダーは読み上げないんですが、ショートカットキーで指定することができるのでその方法で設定するとよいでしょう。

マウスカーソルで設定する

ノートパソコンでJawsを使っている場合は、INSERT+Pキーを押すとマウスカーソル(Jawsカーソル)に切り替えることができます。

もしマウスカーソルの位置がわからない場合には、Altキーを押してファイルメニューの左側にあるシステムメニューを選択してから、INSERT+@キーを押します。

すると、マウスカーソル(Jawsカーソル)をPCカーソルに合わせることができます。

つまり、VisualStudioのシステムメニューがある位置までマウスが移動することになるわけです。

無事にマウスを移動できたら、再びAltキーを押してシステムメニューのフォーカスを解除することをお忘れなく。

あとはスクリーンリーダーの音声を聞きながら、下矢印キーでマウスカーソルを少しずつ下げていきます。

すると、「Win32アプリケーションウィザードへようこそ」と読み上げるところがあります。

これが問題のWin32アプリケーションウィザードのスタートページですね。

ここで、マウスカーソルの位置をWin32アプリケーションウィザード内に絞り込むとよいでしょう。

右矢印キーを何回か押していき、「Win32アプリケーションウィザードへようこそ」という文字列の頭、つまり「W」の位置にマウスカーソルを合わせておくと後々便利ですよ。

無事にマウスカーソルを移動できたら、下矢印キーを何回か押していくと、Win32アプリケーションウィザードの内容を確認できます。

最初のページでは設定項目は何もないので、下にある「次へ」ボタンの上までマウスカーソルを移動させて左クリックすると次のページへ進めます。

次のページでは、アプリケーションの設定を行います。

必要な項目を選択しチェックをつけます。

まずは、「Windowsアプリケーション(W)」をチェックするので、Alt+Wキーを押します。

続いて、「スタティックライブラリ(S)」をチェックするので、Alt+Sキーを押します。

最後に追加のオプションで「空のプロジェクト(E)」もチェックするので、Alt+Eキーを押します。

次のページもあるらしいので「次へ」ボタンを押してもいいんですが、設定はこれでいいので、先ほどの用量で「完了」ボタンを押します。

するとWin32アプリケーションウィザードが閉じるので、INSERT+;キーを押してマウスカーソル(Jawsカーソル)をPCカーソルに戻しておきます。

これでマウスカーソル(Jawsカーソル)を駆使したWin32アプリケーションウィザードの設定は完了です。

ショートカットキーで設定する

ここでは、VisualStudioにもともと備わっているショートカットキーを駆使して、Win32アプリケーションウィザードを突破する方法について解説していきます。

ただし、Win32アプリケーションウィザードとスクリーンリーダーは相性が悪いので、フォーカス位置や選択項目などはまったく読まないのでひたすらキーボードを押すことになります。

なのでキーボードを押す順番に注意してください。

まずは最初のページですね。

最初のページでは何も設定しないので、Enterキーを1回押すと次のページに進めます。

次のページでは、アプリケーションの設定を行います。

必要な項目を選択しチェックをつけます。

まずは、「Windowsアプリケーション(W)」をチェックするので、Alt+Wキーを押します。

続いて、「スタティックライブラリ(S)」をチェックするので、Alt+Sキーを押します。

最後に、追加のオプションで「空のプロジェクト(E)」もチェックするので、Alt+Eキーを押します。

これで設定完了なので、Enterキーを押します。

これでWin32アプリケーションウィザードを突破することができました。

新しいプロジェクトの完成

これで、中身のないウィンドウズアプリケーション用の新しいプロジェクトが完成しました。

次回このプロジェクトを開くときには、「sample」フォルダ内の、「sample.sln」ファイルを実行するとこの画面が表示されます。