ビルド時のモード変更

VisualC++には複数のモードでビルドまたはコンパイルできる機能が備わっています。

さすが個人の趣味から大規模開発までさまざまなニーズにこたえるMicrosoft社ですね。

なので例によって、すべてのモードを使いこなそうと思ったら負けです。

ぼくのような個人的趣味でプログラミングしているような人間にとっては、2つのモードのみを理解した上で、いつでも自由に切り替えることさえできればそれで十分です。

ということで、VisualC++に備わっている2つのモードについて解説していきます。

デバッグモード

デバッグモードは、VisualC++初期設定時のモードです。

なのでモード変更を何もしないで、VisualC++をビルドさせるとデバッグモードでビルドすることになります。

デバッグモードでビルドした場合は、プロジェクトフォルダの中に「Debug」というフォルダができ、その中に実行ファイル群やビルド情報の書かれたファイルなどが格納されます。

リリースモード

リリースモードとは、VisualC++で作成したプログラムを配布する際に使用するモードのことです。

リリースモードでビルドすると、プロジェクトフォルダの中に「Release」フォルダができ、その中に配布可能な実行ファイルが格納されます。

リリースモードでビルドされた実行ファイルは、VisualC++がインストールされていないほかのWindowsパソコンでも使えます。

ただし、作成したアプリケーションによっては、外部のDLLファイルなどを必要とする場合もあります。

リリースモードに切り替える方法

VisualC++の初期設定ではデバッグモードになっています。

プログラムを書いてる最中ならこのままでもいいんですが、アプリケーションが完成しファイルを公開できる段階まできたのなら、最後にリリースモードでビルドする必要があります。

完成したプログラムをリリースモードでビルドすることにより、配布するアプリケーションのファイル構成をスマートにできます。

例えば、 メモ帳のつもり のような簡単なプログラムであっても、デバッグモードでビルドしてしまうと1つのファイルには収まりません。

なので、公開するアプリケーションはなるべくリリースモードでビルドしましょう。

見えている人むけ

リリースモードでビルドするには、VisualC++の画面上部のDebugの横の「▼」をクリックして、「Release」に切り替えてからビルドします。

見えていない人むけ

まずはAltキーを押して「ファイル(F)」を選択します。

次に「ビルド(B)」まで行きたいので、右矢印キーを何回か押すか、Bキーを押します。

次にビルドメニューの中の「構成マネージャ(O)...」まで行きたいので上または下矢印キーを何回か押すか、Oキーを押します。

そしてEnterキーを押すと、構成マネージャダイアログボックスが出ます。

構成マネージャが立ち上がったときはまず、「アクティブソリューション構成(C)」という項目にフォーカスされているはずです。

ここでは「Debug」になっているはずなので、下矢印キーを押して「Release」に切り替えます。

次にTABキーを押すと「アクティブソリューションプラットホーム(P)」という項目があるので「Win32」になっていることを確認します。

問題なければTABキーを何回か押し、閉じるボタンまで移動しスペースキーまたはEnterキーを押します。

これで完了、あとは普通にビルドするだけです。

注意

もし、デバッグモードでアプリケーションを開発しているときにマルチバイト文字セットに切り替えていた場合には、リリースモードに変更した後にも再び マルチバイト文字セットへの切り替え設定 が必要となります。